SNSで惨めに感じたら読みたい本『反応しない練習』の書評【承認欲求で辛い時】
こんにちは!やきいもと申します!
こちらは
悩みがあるけど人には言えない…
SNSが苦しいけど、やめられない!
と言う方に向けた本を紹介いたします!
本著はアクがありますが、使い方によってあなたの心を労われるかもしれません。
この記事でどこに気を付けてどう使えば役立てられるかの目印にしてもらえればと思っています!
僕自身は年下の上司にムカついていたのは承認欲求だったんだな、尊敬されたかったんだな、と肩の力を抜けました。
でもマーベルスナップというカードゲームはログインボーナスを逃すのが嫌で、まだ辞められていないです(涙)
僕が感じたこの本から得た承認欲求への対策の結論は、「承認欲求に気づくこと」でした。
おいおい役に立たないじゃないかとお思いでしょうが、まずは現象に名前を付けることができたのでヨシっと思っています。
本の簡単な紹介(概要)
タイトルだけで考えると「ブッタの考え方であらゆる悩みが解決する!」という怪しいタイトルの本です。
ですが著者に仏教から一歩引いて、現代社会に少し近づいている賢そうな姿勢を取っているように思います。
実際今の人の悩みに対してブッダの教えをこう使えば楽になるという、実用性を考えた本になっています。
Amazonの評判
Amazonでは11,590件の評価数で4.4/5点と高評価です。
楽天では590件で4.30/5点と高評価です。
個人的なデメリット
引き寄せの法則みたいな絶対的正しさがある
この考え方は素晴らしい。
これでダメならあなたが間違っている、努力不足だ。
という引き寄せの法則のような不快感を読んで直ぐに感じました。
なぜなら以下のように書いているからです。
「正しく考える」ことで、どんな悩みも必ず解消できる
本著1%目(kindle版)
おっとこの本は危ないな。果たして人生に役立つ情報は見つけられるのか?
科学的根拠中毒の僕は不安に感じます。
ソースは?ソースは?
この本ではブッダの教えやエピソードが絶対的に正しい考え方です!
それ以外は間違っています!
とまでは言っていませんが、健康診断の正常範囲内がブッダの教えでそれ以外が普段の僕の考え方みたいなスタンスだと受け取りました。
こういう強制的な感じがしたので、デメリットとさせて頂きました。
その悩み、すでに正しいブッダが答えています
ここは僕の悪い癖がデメリットにさせています。
完璧人間や俺凄いですよアピールをしてくる人に対して、腹が立ってくるという癖が僕にはあるせいです。
この本では人間の悩み(僕も悩んでいる事)に対して著者の解答とブッダの原文のようなものが載せられています。
つまり僕が今悩んでいることには解決策があって、それを教えて下さるまでは有難いですが、ブッダはすでに乗り越えていて名言っぽく言葉を残しまくっている。。。
そういう感じに腹が立ってしまいました。
なので恐らくこれは多くの人にはスルー出来ることです!
商品やサービスを売ったりする人にはあまり効果がないかも?
営業や商品開発部の仕事には向かない本だと感じました。
なぜなら競争や比較するのが良くないという考えが推奨されているからです。
比較や競争はしない方が心の安定や人間関係には良いと言われます。
そのことには同意です。
仕事が安定している方には効く内容です。
ですが、僕のように現状に不安がある人には闘う力がなくなる話なので、デメリットとさせていただきます。
メリット
自分の承認欲求に気づかされます
自分の承認欲求へのむき合い方を学べます。
なぜならこの本でのコミュニケーションの問題のほとんどの原因が承認欲求だからです。
あ、また承認欲求出てきた!ってなります
イメージだけですが、後半の部分は承認欲求が結構顔を出していました。
例えばマウントや正しさを押し付ける本当の理由は自分を認めてほしいからじゃないのか?という視点に気づかせてくれます。
話を聞いていると、ネットやSNSとの付き合い方に使えるなと感じます。
理由は距離を置けるからです。
もう二度と関わらないようにBANやブロックができるような状態なら当てはまるなぁと納得するところがありました。
ですが、対面の家族や上司なんかで縁を切るなどの対応策は引っ越しや転職が必要で、腰が上がりにくいと感じました。
対面は難しそうだけど、ネットだと実用性がある学びでした。
悩みに共感してくれます
心が辛い時に慰めてくれます。
なぜならこちらを攻撃してくる感じがないからです。
(自分も含めた)人はそうしてしまう
だからどうすればいいのかという感じで話が進んでいきます。
本を読んでいく中で
- カウンセリング
- 占いの良い部分
みたいな居心地を感じました。
どれも科学的根拠がないなー
なんて思うこともあります。
ですがまだ科学が追い付いてなさそうな所の悩みを話してくれますし、聞いてもらえている錯覚を味わえました。
これはネットの知恵袋やSNSで悩みを明かしてしまった時の「それはお前が悪い、お前なんてまだマシ」みたいな返事しかないのに比べるとずいぶんありがたいです。
人に言いにくい悩みを抱えた時には読み返せる本かも知れないです。
全てブッダで返されるという点はありますが。
ブッダや宗教の良さアピール、勧誘はないです
仏教に勧誘してくる感じはない本でした。
○○教の本は○○教はこんなにも素晴らしいってなりがちだと思いますが、この本はその雰囲気がほぼありませんでした。
ただ暗にブッダは凄いって思わせられることはありました。
それでも著者は現実の悩みに即してブッダを活用する立ち位置を崩さなかったのは凄いと思いました。
まとめ
以上「『反応しない練習』の書評」でした。
もしこの記事が良ければ他の記事を読んでくださったり、人に紹介してもらえるとすごく嬉しいです。
参考文献とサイト
草薙龍瞬(2015).『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』.KADOKAWA.
Rakuten Group, Inc.「反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」」.Rakutenブックス.
1996-2022, Amazon.com, Inc. or its affiliates「反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」」.amazon.co.jp.
P.S.今日の1歩
情報を絞ることもたまには必要かなと思いました。
というのも評価の項目を書くために皆さんのレビューを少し読みましたが、その気持ちに引っ張られてしまうからです。
その影響のまま書いてしまうと、コピーコンテンツになってしまいます。
本の要約もしないようにしています。
できるだけ自分の気持ちでかつ悪口は言わないように、
役に立つ形でお伝えするためにも情報を見過ぎないようにした方がいいかもしれません。