キンドルで販売する時に出てくる謎ワードについて解説!【絶対ぶつかる壁】kindle編その2
サムネイル写真:Hubert Buratynski on Unsplash
漫画をKindle(キンドル)で有料で販売したいという方が必ずぶつかる謎ワードがあります!
この記事ではそれについて解説しています。
たとえば、
- KDPセレクト
- 納税者番号(TIN)
- パブリックドメイン
とかです。
この記事を読むことで完全にワードについて理解できなくても、販売できるくらいの知識がつきます!
また実際に出版して販売する手順はこちらです↓
KDP!
僕の頭で理解できている範囲でなるべく分かりやすいように説明させていただきます。
まずはKDPです。
早速、略してきやがったか…!
KDPとはkindle direct publishingのことです。
アマゾンで電子書籍(本)を販売する時に使うサイトみたいなイメージです。
KDPセレクトって何?
KDPセレクトはKindle ダイレクト・パブリッシングの略です。
Kindle 本専用の 90 日間の無料プログラム
と書いています。
つまりKindle Unlimited (KU キンドルアンリミテッド)に自動で登録するよっていうものです。
Kindle Unlimited (KU) に自動で登録される
Amazon Primeに登録していると、無料で読めるようになる奴ですね。
で、それが私たちにどう関係あるの?
気になるよね。じゃあメリットとデメリットを見ていこう!
登録されるメリット
4つのメリットが主にあると思います。
- アマプラの人が無料で読めるので、読者を獲得しやすい
- 読まれたページ数分でお金を稼げる(既読 KENP)
- 人気だとボーナスをもらえる
- 一定の価格設定で70%のロイヤリティが貰える
既読 KENPとは
既読 KENPとは(Kindle Unlimitedd)キンドルアンリミテッドで読者が読んだページ数分、お金を稼げるよ
というシステムです。
KDP セレクト グローバル基金の分配金からお金をいただけます。
僕の有料マンガの収益は全部これでした。
売り上げがなくても、お金が稼げるありがたいシステムです!
ボーナスとは
KDP セレクト オールスター ボーナスというシステムで、キンドルアンリミテッドで最も読まれた本と著者にボーナスを与えるシステムらしいです。
ロイヤリティ(収入)について
万が一、有料販売を選択する場合のおすすめをご紹介しておきます。
価格設定の時にロイヤリティプランを設定する項目があります。
販売する価格の
- 35%を稼げる
- 70%を稼げる
の2択を選べます。
いやいや、70%を選ぶに決まってるじゃん!
確かにそうなんだけど、最低価格が高いんです・・・
結論、初めて有料で販売する場合は35%の99円から販売することをお勧めします。
理由は僕たちの画力では高い値段で買ってくれる方はまだいないからです。
ファンがたくさん生まれてくださったら値段を徐々に上げていく方が売り上げにつながります。
価格設定の話に戻りますと、
35%の方は99円~20,000円(2万円)までの価格で設定可能です。
でも70%の場合は250円~1,250円の間で設定しないといけません。
70%を得るには250円~で販売する必要があります。
これは現時点の僕たちの画力では厳しいはずです。
なのでもし有料で販売するのなら、初めは最低価格の99円から始めることをお勧めします。
登録のデメリット
デメリットは以下の3つに感じました。
- 他で販売できない
- 自動更新されるので、解除しない限り独占販売になる
- 70%のロイヤリティが35%に減っちゃう
そして何の操作もしなければ、自動更新されます。
ですがもちろん登録取り消しの方法もあります。
登録を解除したい時
その操作は実際に電子書籍を出版した時に、簡単にできます。
でも一度登録して解除するのは3日以内にしないといけません。
それ以上は問い合わせる必要が出てきます。
登録の解除方法はこんな感じです↓
- 本棚
- …をクリック
- 「KDP セレクト情報」を選択
- 「KDP セレクトへの登録の管理」をクリック
- 「この本の KDP セレクトへの登録を 90 日間自動更新する」のチェックを外す
マンガ販売初心者にはおすすめはしない
マンガを売り始めた初心者の方は、KDPセレクトというより有料で販売することはおすすめできません。
理由はモチベーションの低下につながるからです。
今はジャンププラスやガンガン、ヤンマガなどプロが期間限定だけど無料で読めるような、えげつない環境です。
そんな状況で絵に自信がない僕らが有料で販売します。
そうすると3か月、1年たっても売り上げがゼロの状態に陥ってしまいます。
やる気が無くなります。
こうなるので、有料で販売するのはおすすめできません。
そんな方にはkindleインディーズ無料マンガの分配金でお金を稼ぐ方法をおすすめします。
KDPセレクトの注意点!
独占出版しないといけません。
大切なので、改めて言わせてください。
KDP(キンドルで普通に販売する)だけなら、その必要はないです。
が、KDPセレクトに参加してそのメリットを得るには、独占で販売しないといけません。
こんなのは販売できない
- 雑誌
- カレンダー
- 定期刊行物
- らせんとじの本
よくわからない時は検索してみて、先に販売している方がいればOKって感じですかね?
納税者番号(TIN)とは
外国で売れた時に免税できる番号です。
TINは日本で発行されてなくて、マイナンバーカードも使えないようです。
とりあえず
- 私は米国以外のTINを持っていますのチェックを外して、
- 私が税金支払い義務のある国では、居住者にTINを発行していません。
でOKです。
面倒くさいですよね、新ワード。
パブリックドメインとは?
ちなみに販売する時に
- 私は著作権者であり、出版に関して…
- これはパブリックドメインの作品です。
の選択をしなくればなりません。
何なんだよパブリックドメインって?と僕は思いました。
著作権、知的財産権を捨てるよ
誰でも使えるよってことです。
お金を稼ぐためにも著作権は保有しましょう!
まとめ
キンドルで有料で販売する時に出てくるKDPやKDPセレクトについて解説しました。
なかでもKDPセレクトは
- 無料でみんなに読んでもらえる
- でも読んだページ分、ちゃんとお金を稼げる
- 人気だとボーナスがでる
- 他で販売ができない!
- したければKDPセレクトを解除せよ!
という感じのものです。
- また作品に自信があれば250円以上で70%もらえる設定。
- 自信がなければ99円で35%の設定で
価格と収益を決められます。
最後にこの記事があなたの役に立てれば嬉しいです!
良かったらシェアしてくださると喜びます。
参考サイト
Amazon.”KDPセレクト”.kindle direct publishing.
Amazon.”KDPについて“.kindle direct publishing.
清水 Air.”納税者番号(TIN)としてマイナンバーは使えないぞ! KDPの「税務情報に関するインタビュー」について国税庁・税務署・Amazonに問い合わせた結果“.清水エアーのブログ.2023年3月21日.